面接時の注意点

面接で確認すべきこと

外国人を雇う際に気をつけなければいけないことは、外国人が働くことができる在留資格を有しているかどうかです。日本で働くためには、在留資格を有していなければなりません。

在留資格を有せずに働いた場合、不法就労になります。不法就労者を雇用してしまうと場合によっては罰則の対象となりますので、くれぐれも注意しなければなりません。

知らないうちに不法就労とならないように面接の際に確認しなければなりません。具体的にはパスポート・外国人登録証明書・資格外活動許可証明書の3つを確認する必要があります。

パスポートでは、日本入国時のスタンプを確認し、そこに記されている在留資格や在留期間を確認します。外国人登録証明書ではパスポートで記載された内容と合致しているかどうかも確認しておきましょう。資格外活動許可証明書は主に留学生を雇用する場合に問題となります。

日本語の能力も面接で確認

面接でその人の能力ややる気、協調性などを確認することは日本人を雇う場合と同じように重要であることは言うまでもありません。通常の面接での確認のポイント以外に外国人特有の注意点があります。

面接の際には日本語能力も確認する必要があります。日本語能力といってもどの程度までが必要かは業種や職種によってもさまざまですから一概には言えません。社内での日本語能力の採用基準を明確にしておくことをおすすめします。

また、日本語能力は現在の能力だけでなく実際に働いてから上達するための日本語学習意欲がどれほどあるかも確認しておくと良いでしょう。語学はこの学習意欲の強弱によりずいぶんと変わってきます。

さらに採用条件などはわかりやすい書面により提示することが大事でしょう。外国人だからといって国籍による労働条件の差別は許されていません。外国人に不信感を与えることのないように書面で示すことをおすすめします。